「お兄ちゃん、運転うまなったなぁ」が今でも心に。
大阪市内の渡船を運行する河川・ 渡船管理事務所職員
兼田 一茂さん(53)
たった100〜200mほどの川を渡る渡船は、通学や通勤、病院に行く方など「ちょっとあっちまで」の時の地域のみなさんの生活道路代わり。近くにUSJができた時にちょっと景色が変わったくらいで、他は今も昔もほとんど変わらないと感じます。ほんの数分の乗船の間に「今日も暑いなあ」とかお客さんからのそういう声かけも一緒。でも30年前、船長になりたての頃に毎日乗船していたおじさんから「お兄ちゃん、運転うまなったなぁ」と言ってもらえたことは今でも一番うれしかった一言です。